【教育版マインクラフト】2-10 落とし穴を作ってみよう

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解説:

このブログラムは指定した座標に金ブロックを置きそれが破壊されたら(つまり空気ブロックに置き換わったら)穴を掘ると言うものです。多人数が参加するマルチプレイで使いやすいテクニックなので色々と応用できますので試してみてください。

プレイヤーの位置に基づいてブロックを配置し、その周囲に一定範囲でブロックを並べる処理を行いますが、テレポートや座標取得、ブロック配置の条件確認などは必要に応じて変えてもよいでしょう。

プログラムの流れ:

  1. プレイヤーの位置取得
    • 変数「P」にプレイヤーの位置を取得し、その位置情報を使います。
  2. テレポート
    • プレイヤーの現在の位置から、右に5ブロック、前に5ブロック移動した位置にテレポートさせます。これはプレイヤーが巻き込まれないためです。
  3. 座標取得
    • X、Y、Z軸の値(東西、上下、南北の位置情報)をそれぞれ取得し、変数に保存します。
  4. メッセージ送信
    • プレイヤーの座標をテキストとしてつなげてメッセージを送信します(座標を表示するための確認用)。
  5. ブロック配置
    • 指定した座標(変数Pの位置)にブロック(ここでは金ブロック)を置きます。
  6. 存在確認
    • 指定した座標にブロックが既に存在しないか確認します。
    • ブロックが存在しない場合、処理を繰り返します。つまり金ブロックが壊されるまで待ち続ける処理となります
  7. ブロックを並べる(穴を掘る):
    • 金ブロックが壊されたら、座標範囲を指定して、ブロックを置き換えます。
    • ここでは穴を掘るので地下方向に空気ブロックに置き換え、その底に溶岩ブロックにしています。結果として溶岩を壊したプレイヤーは落とし穴に落ちてしまうわけです。
落とし穴のプログラム例(プレイヤーが指定した場所のブロックを破壊すると落とし穴が作られる)

落とし穴のプログラムの実例

別の例

また別に以下のような書き方もできます。

これは座標を変数で記憶しておき、その場所にプレイヤーが行くと落とし穴を作るプログラムをずっとループしてチェックしているものです。落とし穴だけでなく次のステージへのドアなど使い道は多くありそうですね。ただし、マルチプレイの時はうまくいかずシングルプレー限定だと思います。
上記の例と同様に変数x、y、zの座標は取得しているものとします。

落とし穴のプログラム例2(プレイヤーが指定した場所に行くと落とし穴が作られる)

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