【EV3 Classroom入門】2-1 車体の制御 前進と後退 その1
みなさん、こんにちは。さいたま市にあるプログラミング教室「ツクリウム」です。
こちらはEV3 Classroomの入門記事になります(後継のSPIKEプライムにも役立つかと思いますので参考にしてみてください)。さて、今回は車型ロボットの動かし方について、その1です。
移動のグループのブロック(ピンクのブロック)は、車型のロボットを動かすための命令ブロックとなります。EV3や後継のSPIKEプライムでは車型のロボットがベースロボットとなりますので使用頻度が高く重要なグループです。
なお、これらの車タイプのロボット動かすための命令グループは、LabVIEW版ですと「ステアリング」や「タンク」に該当します。ポートの初期値は右のLモーターがC、左のLモーターがBになります。
2-1
(前方/後方)に(X)(回転/角度/秒)移動する。
解説:前方または後方に指定した値だけ進みます。なお初期値のスピードは50%です。また曲がることはできません。直進や後退は他の命令でも可能ですので、直進とバックはこのブロックや2-10のブロック、曲がる時は2-9や2-11のブロック……というように小さな子供たちへの教育用途として用意されたと考えたほうがいいのかもしれません。
例:
2-2
(指定方向)に(X)(回転/角度/秒)移動する。
解説:指定方向に指定した値だけ進みます。LabVIEW版ではステアリングに似ている命令ですが、この命令にはスピード(パワー)の指定ができません。範囲は-100~100までです。なお初期値のスピードは50%です。曲がる方向とその量は、二つのパラメータの組み合わせ次第で決まります。また右と左のモーターのスピードの差を内部的に処理を行うことで実現していると思われます(角度を指定しているわけではありません)。標準のトレーニングロボットを使えば簡便に90°曲がれるようになる印象です。LabVIEW版のように片方だけのタイヤを回す大回り、両方のタイヤを順逆に回す小回りは2-9や2-11のブロックを使うと良いでしょう。
例:
プログラムがスタートすると、まっすぐに1回転進み、右に回転し、左に回転し、後退します。
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