【EV3 Classroom入門】10-1 リスト(配列)の処理
みなさん、こんにちは。さいたま市のプログラミング教室「ツクリウム」です。
こちらはEV3 Classroomの入門記事になります(後継のSPIKEプライム、スクラッチにも役立つかと思いますので参考にしてみてください)。さて、今回のプログラムはリスト(配列)に関するブロックの解説です。
10-1 リスト(1次元配列)をつくる
解説:リストはいわゆる1次元配列のことです。たとえばaというリストがあれば、a[1],a[2],a[3]…a[n]という形で添え字(インデックス)が付け加わる形でデータを保持することができます。添え字の部分が値ブロックを代入できるのが強みで、ループの中でループカウント用の変数を添え字に用いることで、単純にa,b,c・・・という形で別々の変数を用いるよりは効率的に処理ができます。ただ、惜しいのは、Scratch同様に分かりやすさを重視したのか、他のメジャーなプログラム言語では当たり前の多次元配列を作ることができないという課題があります。
例:
プログラミングがスタートすると、
i=1
10回繰り返します。
内容は、
リスト「list_a」にiの値を追加する。
i=i+1
です。
リスト「list_a」を表示する。
結果は、
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
と表示されます。
10-2 リスト(1次元配列)の値を取得
解説:リストの値を取得します。リストの中の指定した場所の値の取得するには10-6のブロックを使います。
例:参照10-1
10-3 指定した値をリストに追加
解説:指定した値をリストの末尾に追加します。
例:参照10-1
10-4 リストの値のすべてを削除
解説:リスト(1次元配列)の値を全て削除します。
例:
プログラムがスタートすると、
i=1
10回繰り返します。
内容は、
リスト「list_a」にiの値を追加する。
i=i+1
です。
list_aを表示する。
list_aの5番目の値に100を代入する。
1秒待つ。
表示をクリアします。
list_aを表示する。
list_aの全てを削除します。
1秒待つ。
表示をクリアする。
list_aを表示する。
10-5 リスト(n)に代入
解説:リスト(1次元配列)の(n)番目の項目に指定した値を代入します。
例:参照10-4
10-6 リストの(n)番目の値を取得
解説:リスト(1次元配列)の(n)番目の値を取得します。
例:
例:
プログラムがスタートすると、
7回くりかえします。
内容は、
1~10までの乱数の値をlist_aに追加します。
(その後、以下の値を表示します。)
線1にlist_aを表示
線3にlist_aの3番目の値を表示
線5にlist_aの要素数を表示
10-7 リストの長さを取得
解説:リスト(1次元配列)の長さ、つまり要素の数を取得します。たとえば「a, b, c, d, e」値を保持したリストであれば5となります。
例:参照10-6
入会、または、体験会のお申込み
プログラミング教室「ツクリウム」ではスクラッチやPythonなどを学ぶ、小学生、中学生、高校生、主婦層やシニアなどの初心者向けの講座を通学形式やオンライン形式で開講しています。
お問いあわせ・ご入会・体験会のお申込みは下記のリンクからお願いいたします。
画像をクリックするとお問い合わせページにジャンプします。