【EV3 Classroom入門】7-15 赤外線センサーとビーコンの処理
みなさん、こんにちは。さいたま市のプログラミング教室「ツクリウム」です。
こちらはEV3 Classroomの入門記事になります(後継のSPIKEプライムやスクラッチにも役立つかと思いますので参考にしてみてください)。さて、今回のプログラムは赤外線センサーとビーコンに関するブロックの解説です。ロボコンなどで使われるサッカーロボットを作るときには、方向が把握できるのでこの赤外線センサーはよく使われます。ただ、これら赤外線センサーは教育版マインドストームには含まれていませんので概略の紹介にとどめさせていただきます。
7-15
解説:赤外線センサーの接近度が一定条件になるまで待ちます。指定できる条件は、~より小さい、~より大きい、等しい、大きく変化した、です。このブロックもループ処理が可能です。
7-16
解説:赤外線センサーの接近度が一定条件かどうか真か偽で返します。
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解説:赤外線センサーの接近度を取得します。
7-18
解説:指定したチャンネル(ブロックの空欄:現在、押されているボタンの組み合わせの値)で赤外線ビーコンのボタンが押されるまで待ちます。なお押されるボタンの組み合わせは複数指定できます。指定できるのは(左上ボタンが押された/左下ボタンが押された/左のボタンが押されていない/右上ボタンが押された/右下ボタンが押された/右のボタンが押されていない/ビーコンが有効)の時です。
7-19
解説:赤外線ビーコンが指定条件のボタンを押されているかを真か偽で返します。指定できるのは、(ボタンなし、左上ボタン/左下ボタン/右上ボタン/右下ボタン/ビーコンボタン)です。なお赤外センサーの初期値のポートは4、ビーコンは1のようです。
7-20
解説:赤外線ビーコンの押しているボタンを取得します。
なお、値の意味は以下の通りです。
0=ボタンなし(ビーコンは有効ではない)
1=左上ボタン
2=左下ボタン
3=右上ボタン
4=右下ボタン
5=上のボタン両方
6=左上ボタンと右下ボタン
7=右上ボタンと左下ボタン
8=下のボタン両方
9=ビーコンが有効
10=左のボタン両方
11=右のボタン両方
7-21
解説:赤外線ビーコンの方位が指定条件かどうかを真か偽で返します。指定できる条件は、~より小さい、~より大きい、等しい、です。
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解説:赤外線ビーコンが有効かどうかを真か偽で返します。
7-23
解説:赤外線ビーコンが向かう方位を返します。方位の範囲は-25~25です。マイナスなら左方向、プラスなら右方向、0ならビーコンはすぐ近く、指定したチャンネルにビーコンがない場合はNaN(Not a Number)を返します。
7-24
解説:赤外線ビーコンへの接近度を返します。なお指定したチャンネルにビーコンがない場合はNaN(Not a Number)を返します。
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