【EV3 Classroom入門】8-14 その他の計算(あまり、四捨五入など)
みなさん、こんにちは。さいたま市のプログラミング教室「ツクリウム」です。
こちらはEV3 Classroomの入門記事になります(後継のSPIKEプライムやスクラッチにも役立つかと思いますので参考にしてみてください)。さて、今回のプログラムは、あまりの計算や、四捨五入、絶対値や三角関数など、その他の計算に関するブロックの解説です。
8-14
(X)を(Y)で割った余りを取得 %,mod
解説:割り算を行い、その余りを取得します。他のプログラム言語では%やmodという演算子の機能と同じです。
例:
プログラムがスタートすると、
10を3で割った余りを表示します。
8-15
(X)を四捨五入した値を取得
解説:指定した値を整数に四捨五入します。残念ながら今のところ小数点のケタ数を指定して四捨五入をすることはできないようで、そうした処理を行うにはユーザー側が処理を記述する必要があります。
例:
プログラムがスタートすると、
3.14159を四捨五入した値を表示します。
変数aに、1~9までの乱数+(1~9までの乱数÷10)、の値を代入します。
aを表示します。
aを四捨五入したものを表示します。
8-16
(X)の(絶対値/切り下げ/切り上げ/平方根/sin/cos/tan/asin/acos/atan/ln/log/e^/10^)を取得
解説:指定した値を指定方法で計算した結果を取得します。
計算方法は、
絶対値
切り下げ
切り上げ
平方根
sin
cos
tan
asin
acos
atan
ln(自然対数)
log(常用対数)
e^(自然対数の底eを指定しただけ累乗、つまりe^n)
10^(10を指定した値だけ累乗、つまり10^n)
です。
なおsin以下の三角関数や対数、べき乗は高校生くらいに学ぶことですので、小中学生は、絶対値、切り下げ、切り上げ、平方根の処理が分かれば十分かと思います。
例:
プログラムがスタートすると、
3.14の絶対値を表示します。(※3.14と表示)
-3.14の絶対値を表示します。(※3.14と表示)
3.14を切り下げした値を表示します。(※3と表示)
-3.14を切り下げした値を表示します。(※-4と表示)
3.14を切り上げした値を表示します。(※4と表示)
-3.14を切り上げした値を表示します。(※-3と表示)
2の平方根を表示します。(※1.41421と表示)
-2の平方根を表示します。(※nanと表示。not a numberの意味、非数とも言う。)
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